運命的な名画との出会い

運命的な名画との出会い

千住博画伯との出会い

昔から千住画伯の作品に心酔していた弊社会長・和田泰治が2011年に開館した軽井沢千住博美術館を訪れ、改めて深い感銘を受けました。この出会いは、2013年6月10日に稼働した軽井沢ブルワリーの工場理念にも掲げられ、芸術の領域を共有する美術館的な工場として今日に至ります。工場玄関ホールには、訪れた人々を神秘と静寂の世界へ誘う千住画伯の滝の代表作「ウォーターフォール」の最大級の作品が掲げられています。崇高な芸術との調和は、真のビールを志すこの工場の夢でもあり理想でした。
さらに工場ビアホールには千住アートの世界が広がり、羽田空港に展示されている「ウォーターシュライン」は画伯自身のご厚意とこだわりで設置され、幻想の世界と共に圧倒的な迫力でホールを包み込んでいます。

「美しいものを描こうとする私と、
美味しいビールを造ろうとする志が
同じで意気投合した」

千住博画伯と和田泰治

日本はもとより世界の美術芸術シーンでも高い名声を集める、日本画家・千住博画伯の絵画の世界に心酔していた私は、綺羅星のごとき作品を展示する『軽井沢千住博美術館』において千住芸術の美しさと奥深さに強い感銘を覚えました。なかでもひときわ心を奪われたのは、千住画伯の作・画の絵本『星のふる夜に When Stardust Falls…』の原画でした。この美しい家族愛の絵画をラベルに描いたビールを届けることができたなら、どれほど幸せなことだろう。私たちが造るべき真のプレミアムビールの夢の姿が、まぶたにまざまざと浮かんだのです。

軽井沢ブルワリー会長兼社長 和田泰治

名画から生まれたビール

名画のラベル

本格プレミアムビールを目指す和田に運命的な出会いが訪れる。軽井沢千住博美術館での千住博画伯の名画との出会いである。やがて千住博画伯の名画による初の製品化が実現。世界で唯一の品格と芸術性のあるビールが誕生することとなった。特に千住博画伯が描くメルヘンの世界、文字のない絵本『星のふる夜に』は小鹿の一夜の冒険を描いた家族愛の物語。千住博画伯の絵本を小さなしおりにして全てのギフトにセットされ、今までにない全く新しいビールギフトは一家団欒のひとときへと願いを込めた。
文字のない絵本「星のふる夜に」

崇高な芸術との調和は、弊社の夢であり理想でした。
2017年1月より ANA 国内線全線に採用になりました。
(現在は販売終了しております)

素晴らしい芸術の真価と調和した軽井沢ビールは、一般のビールとは一線を画すプレミアムを超えたプレミアムビールとしての品格を与えてくれました。名画の美と避暑地軽井沢の冷涼名 水の恵みは、最新鋭の設備と技術、情熱で最良のビールへと到達しました。多くの期待を裏切らず美しい味を探求する軽井沢ブルワリーの努力に終わりはありません。誰からも愛され、何杯でも毎日でも飲みたいビール造りを目指します。

これからも、千住博画伯の芸術と名誉に応え、最高品質を守り続けることをTHE軽井沢ビールの誓いと決意する。美しい味の芸術のビールとして、売り込むことより受け入れてもらうこと、愛飲家からの旨いという評価を喜びとし、永く愛されることが、THE軽井沢ビールの原点であると和田は考えている。

千住博画伯プロフィール

千住 博/Hiroshi Senju

NY 在住

PROFILE
1958年 東京都に生まれる
1987年 東京藝術大学大学院博士課程修了
1995年 第46回ヴェネツィアビエンナーレ(イタリア)にて名誉賞受賞
2005年 ミラノサローネ(イタリア)
2006年 第6回光州ビエンナーレ(韓国)
2010年 瀬戸内国際芸術祭
2013年 オペラ「KAMIKAZE」の舞台美術を担当
2014年 オペラ「夕鶴」の舞台美術を担当
2015年 震災にあった宮城県女川町の新しい駅舎・公衆浴場の壁画制作(設計・坂茂)
2015年 第56回ヴェネツィアビエンナーレ(イタリア)
2016年 平成28年度外務大臣表彰受賞
2017年 イサム・ノグチ賞受賞
2018年 高野山金剛峯寺襖絵完成記念千住博展
2020年 高野山金剛峯寺障屏画を奉納
2021年 日本芸術院より「瀧図」(高野山金剛峰寺襖絵)に対し令和二年度(第77回)恩賜賞及び日本芸術院賞授与
2022年 日本芸術院会員に任命
千住博は国際的に活躍する芸術家です。日本画、版画、壁画などの絵画制作を中心に、オペラなどの舞台美術や文筆活動、教育にも積極的に関わっています。 作風は一貫して自然の側に身を置く自然尊重の立場から、美しい自然や滝を描きます。
千住は、美とは生きる力にエネルギーを与えるもの、と定義します。例えば“美味”も美の一つであって、食べて元気になる、力がわいてくる、勇気がでる、という体験こそが美的体験であると語ります。そしてその美を民族や国境、宗教を越えて人と人がコミュニケーションして、“同じ人間”であることを再確認する行為を芸術と定義しています。千住の作品は様々な地域、民族、思想、社会制度の国で理解され、創立100周年の現代美術のオリンピックといわれる第46回ヴェネツィア・ビエンナーレで、東洋人として初の名誉賞も受賞しています。そしてまた近年に於いては中国、韓国の国際展にもたびたび招待されています。千住の作品はあらゆる境界を越え、人間の未来のよりよい関係と地球の祖由来について、私たちに大切なメッセージを伝えてきます。
弟は作曲家、編曲家、音楽プロデューサーで2007年からは東京音楽大学客員教授も務める千住明氏(JASRAC理事)。妹は国際的なヴァイオリニストでタレントとしても幅広く活躍している千住真理子氏。